【DTM初心者が音楽制作で楽器を増やすと音がこもってしまう5つの原因】

DTM初心者がトラック数を増やすと音がこもってしまう原因 音楽制作

どうも!DTM初心者のma-musi9です!

つい最近DTM「デスクトップミュージック」を始めたのですが悩み事があります

それは!
「楽器を増やすと音がこもってしまうのです」

楽器がピアノだけとかギターだけだと綺麗に聴こえますが
楽器を4つ以上入れるとこもってしまうのです
トラック数が増えると音がこもってしまいます。。。
困ったもんです。。。

このブログは次のような方におすすめ!

  • DTM初心者は音がこもってしまうのはなぜ?
  • DTM初心者は楽器を増やすと音がこもってしまう!
  • DTM初心者が音がこもる原因は何ですか?
  • こもった音とはどういう音ですか?
  • DTM初心者はミックスで音がこもってしまうのはなぜ?

などなど私と同じDTM初心者の方々に向けて一緒に籠りの原因を探ってみましょう

「音がこもる」音の抜けが悪いと言ったりもしますDTM初心者あるあるだと思います!

DTMの音楽制作の舞台では!
楽器を増やす喜びと音のこもりがせめぎ合う瞬間があります

クリエイターなら誰しもが直面する難題です

新たな音色が楽曲に彩りを添える一方で
その調和を保つことは魔法のような芸術です

DTMerとして新たな楽器を呼び寄せると奏でられる音楽の風景も広がっていきます

しかし!
その風景が混沌としてしまうこともあるのです
「私はよくあります。。。」

では!音がこもる原因と解決策にも迫っていきましょう

あなたの音楽制作に
新たなインスパイアを紡ぐヒントになりますように

DTM初心者は周波数が競合して音がこもる

異なる楽器や音源が同じ周波数帯域で
重なり合うことで音が混ざり合って聴こえることがあります

そうすると音がこもって聴こえてしまいます
特にミックス時に注意が必要です

ミックスとは!
音を左右に振ったり音量のバランスを整えて聴きやすくする作業です
ミックス師なる職業が存在するくらいなので
とても難しい作業なのです
ミックス3年とかミックス10年とか言われるほど奥が深い仕事です
音楽制作を始めて分かったことですけど
MIXが上手い人って本当に音がきれいに聴こえます

ミックスの世界に足を踏み入れると
周波数が競合してしまうという障壁が立ちはだかります
「音が喧嘩してしまう現象です」

なので楽器の得意な周波数帯域を協調したり
譲りあったりしてバランスを取ってあげましょう~

こもっている周波数帯域がEQ「イコライザー」で解決しよう

周波数帯域が競合しているときはイコライザーを使って解決します

各楽器の周波数領域を調整して
競合しないようにカットやブーストを行います

DTM初心者は
慣れないうちはイコライザーの処理は
カットを中心に行った方が良い結果が生まれます
ブースト「周波数を持ち上げる」を
してしまうと余計にこもってしまう現象が起こってしまいます

音域が被っていて音がこもっていることもある

音域が被っていても音がこもります……

DTM初心者あるあるなのが中音域の音が被りすぎている問題

200Hz前後の周波数ってどの楽器でも鳴っていますので
先ほどのEQを使ったりして譲り合いましょう

作っているときは気づかないで後で同じ音域だけで鳴らしていたってこともあります

なのでドラムとベースは低域で歌やギターは中音域で
ピアノなどは高音域に振り分けてあげると分散されますので
こもりの解消になるかもしれませんよ

DTM初心者が音のこもりを解消するには譲り合うことが大切

DTM初心者が音のこもりを解消するには!
重要な楽器のスペースを確保することが大切です

これは音楽も人間の生活習慣と同様に
譲り合って助け合うのが大切だということです

過剰な低音で音がこもってしまう

キックドラムとベースギターは!
低音帯域で重要な役割を果たしていますが!

キックとベースの美味しい帯域をEQを使って調整しよう

EQを使用してキックドラムの低音を強調しベースギターは
キックドラムの帯域を少しカットすることで競合を減少させます

キックとベースの美味しい周波数が微妙に違うので
キック「バスドラム」は50Hzが美味しい帯域でベースが100Hzが美味しい帯域です

なのでキックの周波数はベースは引っ込んで
ベースの帯域ではキックが引っ込んでって調整すると
キックもベースも両方ともによく聴こえるようになるのです

また他の楽器は!ピアノやギターやボーカルなどは
100Hz以下はローカットといって音を削ってしまってもいいかもしれません

その代わりに中音域ではドラムとベースなどの低音楽器は
中音域を削って他の楽器に譲りましょう

そうすることで初心者の方は
音が少しは抜けた感じに聴こえると思います

籠ってしまう原因は音がぶつかり合ってしまうことが原因なので
譲り合って音の抜けを良くしてあげましょう

リバーブやディレイのかけ過ぎで音がこもる

リバーブ(Reverb)とディレイ(Delay)
音楽制作や音響デザインにおいて重要なエフェクトですが
過度に使用すると!音がこもりやすくなる原因になります

では!
それぞれの効果や理由について

ひろこ
ひろこ

ma!そもそもレバーブってなんだい?

ma
ma

リバーブな!
リバーブは簡単に言うと残響効果です

では詳しく説明しよう!

★リバーブ(Reverb)
リバーブは!音が壁や物体に反射して
空間内で反響する自然な音響効果を
再現するためのエフェクトです(残響音ですね)

しかし!リバーブを過度にかけると
お風呂場にいるような状態で音がこもってしまいます

リバーブのかけ過ぎは音が反射し過ぎる

★音が複数回反射し過ぎる
音が壁などで何度も反射すると音が増幅されます
よって音の定位や明瞭さが失われ音が混ざりやすくなります

リバーブのかけ過ぎは音の定位が曖昧になる

★音の定位が曖昧になる
過度なリバーブは!音源の位置を特定しにくいです
楽器や声がどこから来ているのか
わからなくなっちまいます
リバーブはうっすら掛けるのがポイントです

リバーブは高周波帯域の反響がこもりやすい

★周波数帯域の過多
リバーブは特に高周波数帯域において反響が多いです
高音域が増幅されてこもりを引き起こすことがあります

ひろこ
ひろこ

ma!

じゃあディレイってなに?

ma
ma

ディレイは!やまびこ効果です!

山でヤッホーっていうとしばらくするとヤッホーって

跳ね返ってくる効果ですな

ひろこ
ひろこ

あ~なるほどね~

★ディレイ(Delay)
ディレイは!
音を一定の時間で跳ね返らせて再生するエフェクトで
やまびこ効果のような特徴を持ちます

しかし!過度にディレイをかけると
次の理由から音がこもりやすくなります

ディレイのかけ過ぎは音の密度が増す

★音の密度が増す
ディレイをかけると
元の音に対して複数の遅延された音が発生します
これにより音の密度が増してこもりの原因となります

ディレイのかけ過ぎはアタックが分からなくなる

★クリアなアタックが失われる
過度なディレイは!
音のアタック(最初の音の強調部分)を隠して
音が不鮮明に聞こえることがあります

ディレイのかけ過ぎは音が混ざり過ぎてこもってしまう

★音が混ざる
過度のディレイは異なる音が重なり合うことにより
音が混ざりやすくなってこもりを引き起こします

これらの効果はリバーブとディレイを使う際に
適度な調整とバランスが重要であることを示しています

何事もかけ過ぎ注意です
リバーブ、ディレイはほどほどに
設定するとクリアで空間的な音響効果を楽しむことができます

過度な音量で音割れして音がこもる

各楽器の音量が過剰だと
全体的に音が混ざり合って聴こえてこもった印象を与えます

クリッピングと言って
音が割れてしまう現象が起こってしまいます

音が割れた「バチバチ、ブチブチ」といった音は
聴いている人には不快に感じてしまいます

DTM初心者はリミッターを使って音割れを対策しよう

その対策としては
リミッターなるプラグインを使って
音が割れないように調整してあげると良いでしょう
音割れしているトラックにリミッターを挿すことで音割れを回避できます
プラグインで音割れ対策もできますが他の方法としては
音割れしているトラックの音量を下げて調整するのがコツ
音割れ防止のコツとしては!
まずメインの楽器やボーカルでもいいので決めます
決めた楽器を基準にして音量を調整します!
このとき音量は上げないように意識しましょう
音が聴こえなくなったからボリュームを上げていると今度は
他の楽器が聴こえなくなっての繰り返しでいたちごっこになってしまいます
なので基準の楽器を決めたらその音に合わせて
他の楽器を調整する!音量は下げて調整する!
音量が小さくなったら迫力がなくなるのでは?
ってDTM初心者の方は思ってしまうのですが
後で音圧を上げるプラグインもるので大丈夫です

DTM初心者は適切なパンニングが出来ていなくて音がこもる

まずパンニングとは!

パンニングは音を左右のどの部分で鳴らすかを指定すること

一般的にですが例えば
ドラムやベースや歌はセンターから鳴らすのが一般的で
ピアノやギターなどは左右に振ります

DTM初心者にありがちな失敗例「パンニングがすべてセンター」

すべての音をセンターから流すとこもって聴こえます
ココだけの話ですが私は音楽制作を始めるまで
パンニングなんて言葉は知らなかったですよ
始めて曲を作ったときにパンニングはすべてセンターでした
もちろん音はこもってました!
その後調べてみたところ音を左右に振り分けるのです
そうすることで聴き手が聴きやすくなりますし音のこもりの解消します

DTM初心者のパンニングの例として

設定の仕方としては同じ楽器を2つ用意してください
「作り方としてはピアノを作ったとしたらもう1つ複製します」

ピアノをR50、L50に振って
ギターをR90、L90に振って
みたいな感じに設定してみましょう

聴いてみると左右から聴こえますしバランスよく聴こえるはずです

ヘッドホンやイヤホンで聴いてもらうと
左右のどのへんで鳴ってるかがもっとわかりやすいです

まとめ

いかがでしたでしょうか

音楽制作で音がこもってしまう主な5つの原因として
★周波数が競合して音が籠る
★過剰な低音で音が籠る
★リバーブ、ディレイのかけ過ぎで音が籠る
★過剰な音量で音が籠る
★適切なパンニングが出来てないがため音が籠る

などが考えられます

適切な処理を行うことで
音がクリアに聴こえるようになります

近年はイコライザーなどは波形が出て数字で分かるようになっていますが
できるだけ自分の耳を信じてミキシングをすることをお勧めします

自分が気持ちいいと思った音がいい音という訳です

あなたも音楽制作を楽しんでみてはいかがでしょうか